向うの小沢に蛇(じゃ)が立って、
八幡(はちまん)長者の、おと娘、
よくも立ったり、巧んだり。
手には二本の珠(たま)を持ち、
足には黄金(こがね)の靴を穿(は)き、
ああよべ、こうよべと云いながら、
山くれ野くれ行ったれば…………