良寛歌集

Ryōkan Kashū

良寛 Ryōkan

増補
最近某家の歌反古の中から發見のもの

「國上山谷の白雪ふみわけて霞とともに君はたち來ぬ」鵲齋。この歌の返歌

花咲けば待つには久し久方の雪ふみわけて我がいでて來し
くがみ山雪ふみわけて來しかどもわかなつむべくみはなりにけり

人の秋山より紅葉を折りてかへるを見て

うべしこそ鹿ぞ鳴くなるあしびきの山の紅葉は色つきにけり

○

今日もかもむかひのをかにさを鹿のしぐれの雨にぬれつつたたむ
いまよりは行來の人も絶えぬべし日に日に雪のふるばかりして
こののべに枝折やせましひさがたの又來ん秋はたづね來んため
こことくもとりみとらずみ見つれども此のおほみうちわよろしかりけり
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Last Modified: Tuesday, August 31, 2004
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