國性爺合戰

Kokusen'ya kassen

近松門左衛門 Chikamatsu Monzaemon

二幕目 獅子ヶ城樓門の場

  • 役名==和藤内。
  • 老一官。
  • 下官、珍澤山。
  • 同、三河良。
  • 錦祥女。
  • 和藤内の母、渚。

本舞臺、正面、朱塗り高欄付きの樓門、扉、上下とも出はひり。東西高き峽間付きの石の練塀。高張り提灯、鉾、大旗並びよく立て、日覆より松の吊り枝。朧月を見せあり、すべて獅子ケ城の體。時の太鼓にて幕あく。

[ト書]

ト上手より、三河良、腰に異風なる提灯を差し、鉦を叩き、時廻りの心にて出て來る。下手より下官珍澤山、割り竹を持ち、これも見廻りの心にて出て來り、互ひに行き合ひ

三河

ヤア、珍澤山ではないか。

珍澤

三河良か。

三河

オイヤイ、なんと今夜も、きつう冷える晩ではないか。

珍澤

イヤモウ、僅かな禄を頂戴して、時毎に三度づゝ城外を見廻りも、辛い事ではないか。

三河

辛いのなんのと、孫子の末まで武家奉公はさせぬ事だ。世になる時は炬燵よ行火よ温石よと、榮耀榮華な事もいつたけれど、今ぢやア雲泥の違ひ。體もどこも冷え凍るワ。

珍澤

そりやアお互ひの事よ。併し斯ういふ晩には、濁酒でもやらずばなるまい。

三河

それは何よりの樂しみ。したが、肴はあるかよ。

珍澤

云ふな。狆ころりがあるワ。

三河

狆ころりでは飮めぬ/\。

珍澤

それでも今となつて、買ふ事があらぬワ。

三河

オツと、そこはぬからぬ三河良、齋應寺の天麩羅で、極く旨い肴があるから買つて來た。旨い物なら彼處に限るて。

珍澤

われ持つてゐるかよ。フウ/\。

[ト書]

ト鼻で嗅ぐこなし。

三河

オヽ、おはすとも/\。これを見やれ。

[ト書]

ト股倉から竹の皮包みを出し

[三河]

我れ/\が食物なら、豚の脂身か象の煎付ぢや。餘人に他言は無用だが、合點か。

珍澤

これは結構。象の煎付なら、文字は違へど、藏入り藏入り。吉左右々々々。

兩人

これは妙々。

[ト書]

ト兩人喜び、思はず鉦を叩き立て踊る。この音を聞きつけ、下官四人出て

皆々

ナンウン/\。

兩人

何でもハウ/\。

[ト書]

ト竹の皮包みを隱す。

下一

コリヤ/\隱すな/\。珍澤山、三河良、旨い物なら、おいらにも喰はせろ。コレ、おれも今唐丸を閉めて置いた。早く行つて、われも閉めろ/\。

三河

それはほんまか。エンライ/\。

[ト書]

ト行きかけるを留めて

下一

イヤ、それはさうと、今御番頭の仰せには、この度日本船來國によつて、もし爰へ亂入すれば、手柄次第に捕るべしとの仰せなり。

皆々

ケン蓮ツ/\。

[ト書]

トきよろ/\する。

下二

この上は生捕らば、數多の御褒美、錦の卷物、黄金を下し置かるゝ。

下三

もし又日本人と知つて助け置かば、國法に取行ふとのお觸れ。

下四

何れも手柄に任せて、出世の雲が棚引きまするぞ。

下四

なんでもその氣で、働け/\。

皆々

合點々々。

下一

それがよければ、イコライ/\。

皆々

ハイラウ/\。

[ト書]

ト賑やかなる鳴り物になり、皆々門の内へ入る。鳴り物打上げ、床の淨瑠璃になる。

[唄]

〓仁ある君も用なき臣は養ふ事能はず。慈ある父も益なき子は愛する事あたはず、日本唐土樣々に道の巷は別るれど、〓迷はで急ぐ誠の道、赤壁山の麓にて、親子三人巡り合ひ、我が聟とばかり聞き及ぶ、伍將軍甘輝が館、獅子ケ城にぞ着きにける。

[ト書]

ト唐樂になり、花道より老一官、白髮かづら唐衣裳、着込みの旅の形、杖を突き、次ぎに和藤内の母、渚、好みの氣附け同じく、次に和藤内、厚綿衣裳、丸ぐけ胴丸の着込み、重ね草鞋、長大小にて連立ち出で來る。

[唄]

〓聞きしに勝る要害は、まだ冴返る春の夜の、霜に閃めく軒の瓦、鯱鉾天に鰭振りて、石疊高く築上げたり、濠の水藍に似て繩を引くが如く、末は黄河に流れ入り、樓門堅く鎖せり、城内には夜廻りの鐘の聲喧すく、矢狹間に弩隙間なく、所々に石火矢を仕掛け置き、すはといはゞ打放さんその勢ひ、和國に目馴れぬ要害なり、一官案に相違して。

[ト書]

ト各々よろしくこなしあつて

一官

亂世といひ、かゝる嚴しき城門、事々しく夜中に敲き、聞きも慣れぬ舅が、日本より來りしなんどいふとも、誠と思ひ取次ぐ者もあるまじ。例へ娘が聞きたりとも、容易く城内へ入れん事難かるべし。ハテ、如何致したものであらうな。

[唄]

〓如何はせんとぞ囁きける。和藤内聞きもあへず

和藤

今更驚く事ならず、一身の外味方なしとは、日本を出づる時より覺悟の前、遂に見ぬ舅よ聟よと、親しみ立して不覺を取らんより、頼まれうか頼まれぬか一口商ひ。否といはゞ即座の敵、二歳で別れし娘なれば、我れらとも行逢ひ姉。彼奴孝行の心あらば、日本の風も懷しく、文の通りもあるべき筈、頼まれぬ心底。我れ竹林の虎狩に從へし、島夷の軍兵を手元にして、切り靡ける程ならば、五萬や十萬の勢ひ手間暇入らず。なんの人頼みせんよりこの門を蹴破り、不孝の姉が首、捻切つてくれべいか。

[唄]

〓躍り出づれば、母縋りつき押止め。

母

その娘御の心入れは知らねども、夫につれて世の中の、儘にならぬは女の習ひ、父とは親子、御身とは胤一つ、他人は自分一人にて。

[唄]

〓海山千里を隔てゝも、繼母といふ名は遁がれず。娘の心に親兄弟、戀ひ慕ふまいものでもなし。

[母]

その所へ切り込んで、日本の繼母が妬みなりと云はれんは、我が恥ばかりか日本の國の恥、御身不肖の身を以て、韃靼の大敵を攻め破り、大明の御代に返さん事、大義を思ひ立つからは、私しの恥を捨て、我が身の無念を堪忍し、人を懷け從へ、一人の雜兵も味方に招き入るゝこそ、軍法と聞く。聟の甘輝は一城の主、これを味方に頼む事、大方にてなるべきか、心を納め案内せよ。

[唄]

〓と制すれば、和藤内、門外に大音上げ。

和藤

伍將軍甘輝公へ、直談の申したき事あり。開門々々。

[唄]

〓開門々々と敲きしは、城中響くばかりなり。當番の兵士聲々に。

[ト書]

ト門の内より三人の官人、塀より半身出して

官一

主君甘輝公は大王のお召しによつて、昨日より出仕あり。何時お歸りとも計られず、お留守といひ夜中といひ、何者なれば直談とは推參至極。云ふ事あらばそれから申せ。お歸りの節披露して取らすべし。

[唄]

〓と呼ばゝりけり、一官は小聲になり。

一官

イヤ、人傳に申す事ならず、甘輝公の留守ならば、御内室の女性に直に逢うて申すべし。日本より渡りし者と申せば、合點のある筈。

[唄]

〓云ひも果てぬに城中騒ぎ。

官二

ナニ、日本人とや。ソレ者ども、油斷致すな。

稼々

ハヽア。

官一

我れ/\さへ面も拜まぬ御臺所。對面せんとは不敵者。殊に日本人とや、油斷するな。

[唄]

〓油斷するなと高提灯、銅鑼鐃鉢を打立て/\、塀の上には數多の兵士、鐵砲の筒先揃へ、石火矢放して打ちみしやげ、火繩よ玉よとひしめきける。

[ト書]

ト鉦、鐃鉢の音になり、官人四人の外に、下官大勢、何れも唐人のこしらへ、塀越しに半身出して身構へる。

[唄]

〓奧へかくやと主の女房、樓門より見下ろして。

[ト書]

ト錦祥女、見事なる唐女の裝束にて、誂らへの鬘、唐團扇をかざし、同じく子役の唐子二人、柄の附きし雪洞を持ち、唐衣裳の腰元手箱鏡など、好み通りの道具を持ちて附き添ひ出る。錦祥女こなしあつて

錦祥

騒がしい。方々、鎭まられよ。

[ト書]

ト音樂になり

[錦祥]

聞き馴れぬ和言といひ、卒爾ありては國の恥、鐵砲無益に用ひまいぞ。ナウ/\、門外の人々へ物申さん。伍將軍甘輝が妻、錦祥女とは我が事なり。天下悉く韃靼大王に靡き、世に從ふ我が夫も、大王の幕下に屬し、この城を預かり、守り嚴しき折も折、夫の留守の女房に、逢はんとは心得ず。さりながら日本とされば懷しゝ、身の上を語られよ。

[唄]

〓聞かまほしやといふ内にも、もし我が親が、何ゆゑ尋ね給ふぞと、心元なき危なさに、懷しさも又先立つて。

[錦祥]

コリヤ兵ども、粗相すな。

[唄]

〓むざと鐵砲放すなと、心遣ひぞ道理なる。一官も始めて見る、娘の顏も朧月、涙に曇る聲を上げ。

[ト書]

ト一官、思ひ入れあつて

一官

近頃粗忽の申し事ながら、御身の父は大明の鄭芝龍。母は當座に空しくなり、父は逆鱗蒙り、日本へ身退く。その時は二歳にて、親子名殘りの憂き別れ。辨へなくとも乳人が噂、物語りにも聞きつらん、我れこそ父の鄭芝龍。日本肥前の國、平戸の浦に年を經て、今の名は老一官。日本で儲けし弟はこの男、まつたこれなるは今の母。密かに語り頼みたき事あつて、替り果てしこの姿、恥を包まず來りしぞ。

[唄]

〓門を開かせたべかしてと、しみ%\口説く詞の末、思ひ當りて錦祥女、さては父かと飛び下りて、縋り付きたや顏見たや、心は千々に亂るれど、流石一城の主甘輝が妻、下々の見る所と涙押へて。

錦祥

成る程、一々覺えあり。

[唄]

〓さりながら、證據なくては胡亂なり。

[錦祥]

自分が父といふ證據あらば、聞かまほし。

[唄]

〓云ふより雜兵口々に、

皆々

證據を出せ。

一官

ハテ、親子といふより外に、變つた證據もなし。

官皆

ソレ、曲者よ。油斷すな。

[ト書]

ト各々、鐵砲を差向ける。

[唄]

〓鐵砲の筒先、一度にばらりと突ツかくるを、和藤内かけ隔て。

[ト書]

ト和藤内、きつとなつて

和藤

ヤア、無用の鐵砲。ポンとは云はさば、撫切りぞ。

官皆

こざかしい奴つめ、共に遁すな。

皆々

ハア/\。

[ト書]

ト大勢は鐵砲を差向ける。

[唄]

〓火蓋を切らんと取圍み。

皆々

證據々々。

[唄]

〓證據々々と責めかけて、既に危ふく見えけるが、一官は兩手をあげ。

一官

アヽ、コレ/\、證據は其方にある筈。一年唐土を立退く時、成人の後形見にせよと、我が姿を繪に寫し、乳人に預け置きつるが。

[唄]

〓老の姿に變るとも、面影殘る繪に合せ。

[一官]

疑ひ晴らし給へかし。

錦祥

ナウその詞が、はや證據。

[唄]

〓肌に放さぬ姿繪を、高欄に押開き、柄付の鏡取出だし。

[ト書]

トこれにて袱紗に包みし一官の姿繪を取出し、又腰元へこなしあると、誂らへの臺にかけし鏡を取出す事、よろしくありて

[唄]

〓月に映らふ父の顏、鏡の面ちか%\と、寫し取つて引較べ、引合せてよくよく見れば、繪にとゞめしは古への、顏も艶ある翠の鬢、鏡は今の老窶れ、頭は雪と變れども、變らで殘る面影の

[錦祥]

目もと。

[唄]

〓口許その儘に、我が影にもさも似たり。父方讓りの額の黒子。

[錦祥]

親子の證疑ひなし。

[ト書]

トこのうち文句のかゝりに、取出せし姿繪と一官の顏を鏡に映し、見較べる思ひ入れいろ/\あつて

[唄]

〓さては誠の日本とやらに、父上ありとばかりにて、便りを聞かん知邊もなく、東の果と聞くからは、明くれば朝日を父ぞと拜み、暮るれば世界の圖を開き。

[ト書]

トこのうち手箱の内より世界の圖を出し、開き見る事よろしくこなしあつて

[錦祥]

これは唐土、これは日本。

[唄]

〓父は爰にましますよと、繪圖では近いやうなれど、三千餘里のあなたとや。

[錦祥]

この世の對面思ひ絶え、もしや冥土で逢ふこともと。

[唄]

〓死なぬ先から來世を待ち、歎き暮し泣き明かし、二十年の夜晝は、我が身さへ辛かりし、よう生きてゐて下さつた、父を拜むは有難やと、聲も惜しまぬ嬉し泣き、一官は咽せ返り、樓門に縋り付き、見上ぐれば見下ろして、心餘りて詞なく、盡きぬ涙ぞ哀れなる。武勇に逸る和藤内、母諸共に伏沈めば、心なき兵も、こぼす涙に鐵砲の

[ト書]

ト各々よろしく思ひ入れ。トヾ上官下官の唐人、殘らず聲をあげて泣く事。

[唄]

〓火繩も濕るばかりなり。やゝあつて老一官。

一官

我れ/\これへ來る事、聟の甘輝を密かに頼みたき一大事。先づ/\御身に語るべし。門を開かせ、城門へ入れてたべ。

錦祥

ナウ、仰せなくとも、これへと申す筈なれども、この國未だ軍半ば、韃靼王の掟にて、例へ親類縁者たりとも、他國の者は城中へ、堅く禁制との掟なり。されどもこれは格別。兵ども、如何せん。

[唄]

〓如何せんとありければ、料簡もなき唐人ども。

官一

イヤ/\、思ひ寄らぬ事。ならぬ/\。

官二

歸去來々々。びんくわんださつ。

皆々

ぶおん/\。

[唄]

〓又鐵砲を差向ければ、人々案に相違して、呆れ果てゝぞ見えけるが、母進み出で。

母

尤も/\、大王より掟とあれば力なし。さりながら、年寄つたこの母に、何の用心入るべきぞ。あの姫に只一言、物語りするばかり。妾一人通してたべ。まこと浮世の情ぞや。

[唄]

〓手を合わせても、聞き入れず。

官一

イヤ/\、女とて宥免せよとの仰せはなし。併し我れ/\が料簡を以て、城内にあるうちは、繩をかけて縛り置かん。

官二

繩付きにして通せば、韃靼王へ聞えても、主君の云ひ譯我れらが身晴れ、急いで繩をかけられよ。

官三

それが厭なら、此方も。

四人

歸去來々々々。

皆々

びんくわんださつ。ぶおん/\。

[唄]

〓と睨めつける。和藤内眼をくわつと怒らし。

和藤

ヤイ、毛唐人めら、うぬらが耳は何處について、なんと聞く。忝くも鄭芝龍一官が女房は身が母、姫の爲にも母同然、それになんぞや、犬猫を飼ふやうに、繩付けて通さんとは奇ツ怪千萬。日本人はそんな事聞いては居ぬ。小むづかしい城内へ、入らいでも大事ない。サア、ござれ。

[唄]

〓引立つれば母振り放し。

母

それ/\、今云ひしを忘れしか。大事を人に頼む身には、幾度かさま%\の、憂目もあり恥もあり。繩は愚か、足枷手枷かゝりても、願ひさへ叶はゞ、コレ。

[唄]

〓瓦に黄金を換へるが如し。

[母]

小國なれども日本は、男も女も義は捨てず、繩かけ給へ、一官どの。

[唄]

〓恥ぢしめられて力なく、要心の腰繩を取出し、高手小手に縛り上げ、親子が顏を見合はせて、笑顏をつくる日本の、人の育ちぞ健氣なる。錦祥女も堪えかぬる、難儀の色を押包み。

錦祥

何事も時世にて、國の掟は是非もなし。

[ト書]

トこのうち老一官、腰の下げ緒を取り渚を縛る。このうち門を開き、下官數名出て來る。錦祥女こなしあつて

[錦祥]

母御は自らが、預かる上は氣遣ひなし。何事か存ぜねど、お願ひの一通り、御物語り承はり、夫甘輝に云ひ聞かせ、何とぞ叶へまゐらせん。この城の廻りに堀りたる濠の水上は、自らが化粧殿の、庭より落つる遣り水の。

[唄]

〓末は黄河の川水と、流れ入る水筋なり。

[錦祥]

夫の甘輝が聞入れて、御願ひ成就せば、白粉溶いて流すべし。

[唄]

〓川水白く流るゝは、めでたき證と思し召し。

[錦祥]

勇んで城へ入り給へ。又願ひ叶はずば、紅を溶いて流すべし、川水赤く流るは、叶はぬ左右と思召し、母御を受取りに門外まで、お出であれ。

[唄]

〓善惡二つは白妙と、唐紅の川水に、心をつけて御覽ぜよ。

母

そんなら我が夫、伜。

和藤

母人。

一官

必ず吉左右。

和藤

相待ち申す。

錦祥

おさらば、

皆々

さらば。

[唄]

〓さらば/\と夕月に、門の扉さつと押開き、伴ふ母は生死の境。

[ト書]

トこのうち樓の上へ出し侍女、門の内より出て、下官附添ひ、門の内へ入る。

[唄]

〓菩提門に引き替へて、これは浮世の無明門、貫ぬきちやうと下ろす音、錦祥女は目もたえ%\、弱きは唐土女の風、和藤内も一官も、泣かぬが日本武士の風、大手の門の閉開に、石火箭放つ韃靼風、一つに響く石火箭の、音に。

[ト書]

トこの時、門内にて本鐵砲の音はげしく、和藤内、門の内へこなし。下官各々支へる。和藤内ムウと思ひ入れ。これにて下官各々ホウ/\と、尻居にだうと海老折れになる。これに構はず、一官、和藤内、花道へかゝる。唐樂にてよろしく。

[唄]

〓聞くさへ。

[ト書]

ト三重にて

幕

幕引付けると、誂らへの鳴り物になり、和藤内、よろしく花道揚幕へ振つて入る。あと唐人囃しのツナギにて引返す。

Japanese Text Initiative
Electronic Text Center | University of Virginia Library
PO Box 400148 | Charlottesville VA 22904-4148
434.243.8800 | fax: 434.924.1431
Etext Home | Library Home | Search the Library Web
Contact Us:UVA Library Feedback
Last Modified: Tuesday, August 31, 2004
© 2025 The Rector and Visitors of the University of Virginia